最期のみとり

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最期のみとり

自宅で最期のみとりなんていいですね。

 

 

妻は慢性心不全の薬物治療のために入院した。ある朝、男性が面会に行くと、妻はナースステーションの横に置かれた車いすに座らされ、体をベルトでとめられていた。夜中に病室で「パパ、パパ」「帰りたい、帰りたい」と声を出し、別室で寝ていたと聞かされた。

 

 結婚して約50年。2人で山歩きや美術鑑賞を楽しんできた。「2人でいるのが当たり前。一緒に帰ろう」と男性は心に決めた。

 

 病状が落ち着いて3月末に退院。訪問診療に力を入れる区内の梶原診療所から週2回、医師が自宅へ診療に来てくれることになった。訪問看護も週4回、訪問介護も週2回受けた。男性と、薬剤師の長女(45)は「何かあっても、できれば自宅でみとりたい」と伝えた。医師からは「本人らしい生活の仕方を考えてあげてください」と言われた。

 

 妻が寂しくないようにと、男性はいつも過ごす居間に介護ベッドを置いた
夜、ベッドの脇に布団を敷いて横になると、妻が隣に入ってくることもあった。

 

 妻と2人でいると不安に襲われ、自宅で治療を続けるのがよいのか何度も迷った。でも、妻は医師に問われると「家にいたい」「パパといると安心」「病院は嫌だ」と口にした。

 

 7月、妻は食が細くなり、少し体を動かすだけで呼吸が苦しそうになった。高齢者の緩和ケアに詳しい診療所の平原佐斗司(さとし)医師が来て、入院して強心剤を使った積極的治療を受けられるが大きな効果は期待できず、自宅で心臓の負担を減らす心不全の治療を続け、苦痛を和らげる薬も使えると説明された。男性は「このまま家で」と答えた。

 

 約3週間後の夜、妻は息を引き取った。男性はずっと手を握りしめていた。妻の表情は穏やかだった。

 

 

 

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